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  • 執筆者の写真飯室淳史

事後の読み物 その2名古屋会場Q&A①


質問をリロードしてコメントする


名古屋会場に110名定員に300名以上の応募がありましたことに、まずは御礼申し上げますと供に、規模強い環境の中にもかかわらず会場までお越しいただけましたことに感謝申し上げます。本当にありがとうございます。


また、こうしたセミナーでは珍しい長丁場のQ&Aセッションを設けてくださった日経さんもレスペクト。


さて、もう一度質問をリロードして、新たな気持ちでコメントします(実際には、もはや、なんとコメントしたのか、覚えていないので)


Q&Aでは、何を聞いていただいてもけっこうです、何でもお答えいたします。

どのみち、皆さんから質問があってもなくても、17時まではこの部屋から出しませんから(笑)、だったら質問なさったほうが良いですよ。


そういえば、名刺交換の時に質問なさる方がいらっしゃいますよね?


あれって、その人だけが、その質問に対する応答やコメントを独占してしまいますよね、それで満足してとっとと帰っちゃうわけですよね、そう言う独りよがりな質問と応答の独占って、組織で働く中では、組織をダメにするんです。今日の最後の話にもありましたように、3つの本質の一番最後の「大勢で動かす」って言うのは、まさに皆で気づきや学びをシェアして、お互いに半学半教する、その人数が多ければ多いほど、適応課題の解決を加速できるというお話しでした。


もちろん、こういう大勢の人の前で質問をするのって、勇気がいりますよね。知らない人たちの前で、なんか変なことや間違ったことを聞いちゃうんじゃないか、トンチンカンなこと質問して恥をかきたくない、笑われちゃうんじゃないんだろうか、それこそがまさに今日の2つの目の本質である「仕組みより人」における適応課題の解決方法の最初が「失敗を恐れない」でしたよね、いいじゃないですか、恥かいたって。どうせ、ここは知らない人ばっかりなんだし、皆さんが思うほど、他の人は皆さんに注目なんてしていませんよ。


さぁ、どたなか・・・・


また、どなたかの質問に便乗して、「私も同じ質問です」と手を上げてもらってもけっこうですし、「そういうことなら、私も同じ痛い目にあった経験があります」と手を上げていただくのも助かります。


どうでしょう?


あ、どうぞ!


2つ質問があります、一つ目はゴールを共有する、って言うチャートはとても大切だと思うのですが、これが複数人が関わったりすると、いつのまにか目の前の問題を片付けることに戻ってしまいがちです、関わる人が多ければ多いほど難しいのですが、そう言うときにどうすれば良いのか、何か知見があれば教えていただきたい。もう一つは」


私「あ、忘れちゃうので、先に一つ目をお話しして良いですか? あ、ハイ、ありがとうございます、どうぞお座り願います。」


判りますよ、それって、おそらく全国共通の悩みだと思います、あ、世界共通かも。私もそう言う経験を嫌というほどしたので、ああいうハックカードを開発する羽目になった訳です。おっしゃる通り、複数人になればナルホド、そうした傾向が強いのはなぜでしょうか?

そもそも、その複数人の集まりで、皆が共通のゴールを持っているのも怪しい訳です。


共通のゴールを持っていなければ、何が起きるかと言えば、それぞれが持つゴールに対しての問題意識がある、それだけです。同じ船に乗っていながら、目指すゴールが違う。そうなると、余計に目の前の問題と言うモノは、ゴールを共有していなくとも、明らかに「困ったこと」「障害」「問題」と言う観点では、わかりやすく共有しやすい。だから、話をしやすく、つい興味はどうやって解決すれば良いのか、と言うHOWの話になると、「問題を解決する」という挑戦にモチベーションを感じて皆が、自分の経験をベースに、問題解決合戦に参戦する、それこそが今日の講演の冒頭でお話ししたこと。


そもそも問題ってなんだっけ?

と言う話です。


問題とは、ゴールに対して現状とのギャップ、ゴール達成の障害となること、それを問題と定義しています。


もし、そうした考え方自体をメンバーの皆さんと共有する、ハックカードが使えます。

そして、私が、今日の講演の最初に「今日のゴールは」と宣言したように、会議の最初に、今日の会議の目的は」となんのために集まったのか、確認して、「今日は、このゴール達成のために協力いただきたい」と全員の合意を取ることです。


その上でスタートすれば、途中で、分かりやすい目の前の問題に皆が問題解決に夢中になってしまっても、あなたが「今日のゴールはなんでしたっけ?」と言えば、皆さん現実世界に戻ってきます。


でも、そうした合意無しに、なんとなく会議を始めてしまうと、途中で、あなたが「今日のゴールはなんでしたっけ?」と言ったところで、「あれ、何でしたっけね?」と返されるのが落ちだ。


それに人って自分の聞きたいことしか聞かない、人の言っていることなんてほとんど聞いていない、と思うくらいがちょうど良い。会議に集まって全員がスマホもPCも触らずに切ってくれるのか? そのためにも、きちんとゴールを見える化して、ホワイ土ボードに大きくかいて合意を取ることをして良いと思います。ハックカードをホワイトボードに貼り付けて、「ゴール」と「現状」を示して、今日の議論はこの「ギャップ」の解決策についてです、と明文化してあげる。


繰り返しますが、人って自分の聞きたいことしか話を聞かない


だから、複数人が集まっても、聞いちゃいないわけです


相手に伝わっているかどうか、判ってくれたか、確認していますか?


よく、いったじゃーん、きいてなかったのかよー


って言う会話ありませんか? 私はよくありました。


でも、聴いていなかった方が悪いって思うじゃないですか、一生懸命に話をした方にしてみれば、「なんだよ、聞いてなかったのかよ、チェ、勝手にしろ!」そう思うのが人情です。

でもね、そもそも人間は他人でわかり合えないので、相手がちゃんと聞いていたかどうかを確認しなかったこっちが悪かったくらいのつもりで、他人と付き合わないと、話が前に進みません。


ということで、どうすれば良いかというHOW的な視点で言えば(それが良いとはもうしませんが)


  1. 全員で、今日の会議のゴールについて合意をする 合意したゴールをホワイトボードに貼っておく

  2. ハックカードを使って、ゴールと現状のギャップが問題点であるという理解を共有して、問題点ありきで話をするのではなく、ゴールを共有できたことから問題点を共有する

  3. いきなり「これは問題だ」と目の前の問題だけを取り上げるようなことが起きたら、今日の会議のゴールは何か再確認する。

  4. そしてその問題がゴール達成の障害かどうかを確認する。

  5. たとえば、会社の事業目標というゴールを達成する上での現状とのギャップ、もしくはゴール達成の障害を「問題」と定義しておき、それ以外の「目の前の問題」は後で話すと約束して「パーキングロット」名付けた場所に貼っておくことで、本来の会議のゴールに話を引き戻す。


という感じでしょうか?


いずれにせよ、これは技術的な問題解決のアプローチでしかなく、根本的な解決策ではありません。


根本的には、メンバーの意識、価値観、行動様式の変容をするためにも、


  • 失敗を恐れず

  • リスクを取って決断し

  • 失敗から学ぶ試行錯誤を

  • 成功するまで繰り返し

  • 個人も組織も決断する


を受け入れて、環境変化に適応できる自己変革能力を獲得してもらうことが一番だと思います。


質問は、他にもたくさんありましたので、文字興しをしていき、準備ができ次第、アップいたします。


つづく


ご質問ありがとうございました。


大阪、福岡会場の皆さん!! どんな質問でも悩み相談でも、勇気を持ってぶつけていただければと思います、よろしくお願いいたします。

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